『ケースの材質』

はじめに

パソコンケースは、中のモノがしっかり固定できれば素材はなんでもOKです。ダンボールだろうと木造だろうできないことはありません。ただ、電磁波を遮断するためと放熱という観点からすると金属製が好ましいと思います。

基本的にパソコンケースの素材はスチール(鋼鉄)が多いですが、アルミケースもあります。アクリル性なんかもありますが、実用というよりも『遊び』の要素が強いと思います。

材質

ケースの材料は一般的にはスチールですがアルミなどのものもあります。最近ではアクリル製の透明ケースも存在しますが、実用性よりも遊びの要素が大きいようです。そもそもケースはパーツをしまっておくためのものですから『みかん箱(笑)』でもいいのですが、内部パーツから放出される電磁波を吸収するために金属であることが望まれます。この為、プラスチックケースはこの面では好ましくないということになります。

ちなみに、金属以外のケースを利用したい場合はアルミホイルなどを内部に這わせることによって電磁波を遮断できますが、中が見えることが売りのアクリルケースではこの手は通用しないですね。

スチールは最もポピュラーで、パソコンのケースには特に断りのない限り通常はスチールが使われています。価格が安く剛性が高いほか加工が簡単という利点があります。特に剛性に関してはドライブ類の振動が伝わりにくく、またネジ穴がつぶれないなどの利点があります。またアース性が優れるようでノイズなどを効率良く外部に逃がすことができるようです。

アルミケースは最近注目された材質で、高級ケースを中心に多く見られます。軽くて熱伝導率が高いなどの利点があります。まぁ、軽いのは持って帰るときと部屋の模様替えのとき楽というほかはあまりメリットは無いにしても、熱伝導率が高いのでドライブ類などのケース接触している部分から効率よく熱を外部に逃がすことができるのが利点です。逆に、耐久性(ネジの強度など)はスチールに比べて劣るようです。

アルミケースは高級なものが多く、逆に高級なケースが多い故にケースとしての品質が高いものが多く、材質がアルミだからというよりも品質の高いケースを買ったらそれはアルミケースだったということも多いようです。中には高級感を出すためなどで一部(前面など)だけアルミを採用しているものもあります。 

アクリルケースなどは、どちらかというとパソコンの性能よりもデザインを重視した結果ということだと思われますが、性能的利点はあまりありませんが、見た目はいいですよね。