Sound Blaster Live!

はじめに

Sound Blaster Live! は1998年にSound Blaster AWE64(Sound Blaster 16シリーズ) の後継として発売されたサウンドカードです。

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主な仕様

特徴

このカードは、PC97によりISAバスの廃止が迫られ、また多チャンネルスピーカーによる3Dサウンドを求める声から作られたPCIバスのサウンドカードです。
家電オーディオ機器なみのS/N比などを規定したAC'97によって定められた厳しい規格に準拠するためにアナログ部分もデジタル部分も改善され、Sound Blaster 16 seriesとはに比べものにならないほどに音質が向上していました。

このカードの売りの一つは3Dサウンド機能が強化され、Emu10K1(AWE32/64に搭載されたのがEmu8000だからおそらくEmu10K1=10001ですね)とよばれるDSPにより4スピーカーによるDirect Sound 3DやEAXのゲームの再生や再生音のエフェクトなどがハードウェアで処理できるようになった点です。このカードもたくさんのバリエーションがあるのですが、第三世代のカードからは5.1チャンネルの出力に対応して、Dolby digitalのソフトウェアデコード機能も追加されました。ただし、Direct Sound 3DやEAX自体が4chの技術であったためゲームではそれほど変化はありませんでしたが。

また、Emu10K1チップはハードウェアで64音同時発声でソフトウェアと合わせて256音同時発生を実現したのに加え、以前はサウンドカード上のRAMに展開していた音色データをPCのメインメモリに展開することでカード上にRAMを用意する必要がなくコストパフォーマンスに優れたSound Font技術を使いMIDI機能を大幅に強化されていました。

基本的にWindows上ではSound Blaster 16をエミュレーションするので互換性をもっていたましたが、完全な互換性でありませんでした。ただし、当時DirectXの機能が充実しつつあったせいもあってWindowsゲームが主流になっていたためDOSゲームをするのはごく限られた人たちだけだったのでそれほど普及の妨げにはなりませんでした。現在の業界標準とも言える製品です。

このカードはコンシューマ向けのサウンドカードで初めてデジタル I/Oを搭載して注目を集めました。(たしか、著作権法との裁判かなんかしてたような…)当時はせいぜい同軸のデジタルアウトオンリーだったのに対し、光デジタル入出力を搭載した製品などもラインナップされたりしてユーザーの人気を独占しました。

比較的高価だったカードですが、この多機能さと高機能さもあいまってか後継機であるAudigyが登場するまで業界標準であり続けたCreativeの代表作の一つで、2006年02月現在でも廉価版として一般的に販売されている超ロングセラーの製品です。