Core i7 ダウンクロック。

Core i7 ダウンクロック。

フリーウェアを開発している関係で、動作確認用として『Windows 95』を Virtual PC 上で使うことがあります。ところが『Windows 95/98』には、2.0GHz以上のCPUでは起動できなくなる問題があるのですが(『バグ』と呼ぶ人もいますが100MHz前後のCPUが主流の時代に発売されたOSにそれはちょっと酷だと思うので。。。)、Core2 Duo 3.0GHz の時は何の問題もなく起動できるのですが、Core i7 2.8GHz では起動できませんでした。

理由はよくわかりません、というよりも、Core2 Duoの時に動いていた方が不思議だったのかもしれません。別の2.0GHz以下のCPUを使っているマシンでテストしてもいいのですが、今後CPUのクロックが2.0GHzオーバーになることはほぼ確実なのでこの環境でも実行でいるに超したことはありません。

実は、Core i7マシンで使っているDP55WGには、インテル純正マザーボードとしては珍しくCPUの倍率を弄れる機能が搭載されていました。残念ながらダウンクロックはできるものの、オーバークロックはできないオーバークロッカーには残念な仕様ですが、電圧とか色々弄れるようなので使いこなせば活用できるかもしれないなぁ、と思っていたのを思い出しました。

ということでCPUの倍率を最小に下げてみました。1.2GHz、Pentium III (Tualatinコア)クラスの周波数です。

ちゃんと、XPでも1.2GHzと認識されています。

Windows 95も無事に起動することができました。いちいち再起動してBIOSに入らなければならないのが面倒ですが、もう一台マシンが必要になる事態は避けられるので一応解決としても良いこととしましょう。

イメージ

これだけ周波数を下げれば電圧も少し下げることができるかもしれません。それらを活用すれば最新のテクノロジーを駆使した省電力PCを作ることができるかもしれませんね。