Google の導くコンピュータの未来。

Google の導くコンピュータの未来。

先日、メインマシンを更新してOSもアップグレードしました。

新規インストールですから設定等はすべて一からやりなおす必要があります。アプリケーションをインストールする度に、何かと設定するという根気のいる作業でした。

そんな中、インストールしたばかりのグーグルデスクトップの様子が変なことに気づきました。なんだか表示される内容が私好みのPC関連や鉄道のニュースばかり。ってか、あきらかにおかしい。と思ったら、Google desktop は設定データをネット上に保存しているので再インストールしても設定が引き継がれるということが判明しました。デュアルブートでインストールしている別の OSでも同じ設定で利用できました。

いままで、メインマシンを中心に作業しており、モバイルPCでもモバイルネット環境が整っていなかったので、これらの機能の恩恵を得られる機会はほとんどありませんでした。その効果のほどを、OSの再インストールという意外な部分で実感したというワケです。

Google は、これに限らず Gmail や Google Docs といったデータをネット上に保存するサービスを展開してきました。今後登場すると言われる Google OS はその延長線上で、データやアプリケーションのほとんどすべてをネット上に置くというスタンスのようです。これならば、家でも外出先でも、Windows でもMacでもケータイでも、物理的な物には縛られず、IDさえ持ち歩けば多少使い勝手が違っても、基本的にはどこでも同じ環境を利用することができるというワケです。

データをネット上に置くことができることで、もっとも恩恵を得られるのはモバイルPCだと思います。これにより、いちいち予め使うデータをメインマシンからコピーして、編集が終わったらメインマシンに書き戻すような作業が必要なくなります。もっとも、これを実現するには常にネットに定額でつながっている必要があると思いますが(クリックする度にパケ代がかかるようでは使い物になりませんからw)。

ネット環境、セキュリティ、対応アプリケーションなど、色々と今後の進歩に期待しなければならない部分もあるのでしょうけれども、一つの未来の片鱗を垣間見たような気がしました。