S3 Vision 968。

S3 Vision 968。

エンコードと実験用としてあまり日の目を見ていなかったCore i7ですが、マザーボードを置き換えてサブマシンとして再投入しました。久しぶりのMSI製マザーボードですが、要所を押さえた構成でなかなか満足です。

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MSI P55A-G55

メインマシンのIntel、サブのMSI、家族用のGigabyte、リビングのASUSTekと、メジャーブランドで固めつつ、いろいろなメーカーを試しているのが如実に表れていますね。ASUSTek、Gigabyte、MSIは昔から3大マザーボードメーカーと言われていて、いまでもその構図はさほど変わっていないと思います。

それに対してグラフィックチップ業界は栄枯盛衰が激しく、以前の3大グラフィックチップメーカーであったATI、S3、Matroxは大きく様変わりしています。

名前が残っているのはMatroxですが、すでにコンシューマ向けからは事実上撤退したと言える状況です。かつてはシャープな2D描画に定評があっただけに残念です。一番元気なのはATIでAMDに買収されて社名こそ変わったものの、ブランドであるRadeonは健在で現在の2大グラフィックチップメーカーの一角を占めます。最後の1つS3ですが、これはVIAに買収されて内蔵グラフィック機能を中心に細々と続けているものの、VIA自体のシェアが低いためこちらもパッとしないのも事実です。

さて、そのS3のVision 968というグラフィックチップを搭載したグラフィックカードを持っているので、我が家で最新のプラットホームに搭載してみました。

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S3 Vision 968搭載カード

Vision 968は大変枯れたチップでして、Windows 95に標準ドライバが搭載されているくらいの枯れっぷりですが、たぶんVista以降にはドライバが搭載されていないでしょう。それにしても、PCIスロットの歴史の長さをあらためて実感します。

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新しい世代と古い世代の夢の共演?

なお、我が家のVision 968は2MBのグラフィックメモリ搭載、3D機能はすべてソフトウェアでなんとかしてくださいという代物です。なお、 1024×768×24bit÷8=2.3MBとなるので、2MBだとXGAのフルカラー表示ができません。基盤を見ると増設するコネクタらしきものが見えるのですが、もはや増設ボードを入手する手立てもありませんね。

いまどきフルカラー以外で表示させる機会がすくないので、こんな色になるんだなぁとちょっと新鮮だったりします。

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65536色のWindows XP 終了画面