キーボードコネクタとマウスコネクタ

はじめに

キーボードとマウスのコネクタについてお話しします。

キーボードコネクタ

キーボードはPC/AT互換機の基本の一つです。よってこれはPC/ATに搭載されたキーボードとの接続方法が利用されています。ただしコネクタの形状はPC/ATに使われた5pin DINのATコネクタとその後PS/2で使われた6pin DINのPS/2コネクタの二種類が存在します。ピン数が異なりますが、単に残ったピンは使われていないだけで電気的には全く同じもので、変換アダプタ等で簡単に変換できます。

AT規格では通常ATコネクタが主流でしたが、ATX規格ではより小さなコネクタのPS/2が採用されたために現在ではほとんどPS/2コネクタが採用されています。

マウスコネクタ

マウスはPC/ATではシリアルポートに接続されていました。PS/2ではマウス専用のポートとしてキーボードと同じPS/2コネクタを採用したPS/2マウスポートを搭載しそれにマウスは接続されました。AT規格ではマウスはシリアル接続もPS/2接続も半々程度だったのですが、ATX規格ではPS/2マウスポートが標準装備になったために現在ではこちらが主流です。

キーボードのPS/2コネクタとマウスのPS/2コネクタは物理的には同じ形状ですが、電気的に互換性はないのでキーボード用のPS/2コネクタにマウスを接続しても動作しません。

USBのキーボードとマウス

最近ではどちらも機器もUSBに代用することが可能ですが、キーボードに関してはPC/ATの基本機能なのでBIOS側がUSBに接続したキーボードを認識できるもののみに限られますし、USBに接続するメリットもあまりありません。