イメージセンサーのお話

はじめに

このホームページでは、α7 Sというカメラにオールドレンズを付けて撮って回っています。α7シリーズはSONYのフルサイズ一眼で、イメージセンサーは35mmのフイルムと同じサイズです。ということで、今回はこのイメージセンサーのサイズについてお話したいと思います。

イメージセンサーのお話

カメラの性能は、一般に写真を写すイメージセンサーと撮った写真を処理するイメージプロセッサーの2つがキモになると言われています。イメージセンサーは光を集めて写真として記録するので、原理上サイズが大きければ大きいほど、きめ細かく、ノイズが少なく、感度も高くなります。

もちろんデメリットもあって、その分 大きく、重く、高く(高価)になります。本体だけでなく、レンズも、です。大きさと重さについては、カメラ本体はそこまで差はなくても、レンズはイメージセンサーに合わせて素直に大きく重くなります。荷物としても大変ですが、写真を撮る時にも腕に重くのしかかります。

レンズ交換式カメラのイメージセンサーは、フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズの3つがメジャーで、フルサイズが人気があるところをみると画質を重視する人が多いのか、はたまた、そうではない人たちはスマホのカメラで満足してしまいカメラなど買わなくなったのかもしれません。

フルサイズのカメラを使っておいてなんですが、私は趣味のカメラならばマイクロフォーサーズくらいが、大きさ、重さ、値段のバランスが良いと思っています。とくに旅行とかに持って行って、手持ちで撮るなら扱いやすさは正義です。重くて大きいと持ち歩かなくなり、そして撮らなければ画質もへったくれもありません。

そもそも、写真は簡素化と小型化の歴史だと思います。最初に登場したのは湿式で、ガラス板の上に液体を塗って撮るものでした。劣化してしまうので撮る直前に準備しなければなりません。フイルムを巻くどころの騒ぎではなく超絶面倒なものです。

この時、撮ったものがそのまま写真になるのでL版くらいの大きさがありました。その後、現像と焼き付け、つまり『撮るときに写すもの』と、『見るための写真』が別になりました。これにより、小さい『撮るときに写すもの』に撮り、拡大して『見るための写真』に焼き付けることが可能になりました。

そこで、従来のサイズよりやや小さいサイズの中判というサイズが登場しました。今でこそ中判はフルサイズを超える大きいサイズというイメージですが、当時はもともとあった大判より小さいので中判というネーミングでした。

それからも、技術が進歩してフイルムの画質が向上するたびに、小型化する方向に進化してきました。中判からより小さな35mm、35mmからより小さなAPS。もちろん、画質の面では大きい方が有利なのはフイルムも同じですが、利便性をとって進化してきたということだと思います。

この利便性は可能性という言葉に置き換えられると思います。小さくてどこへでも持っていけるカメラであれば、今まで撮ることができなかった臨場感があふれる写真が撮れるようになります。それは、画質を犠牲にしてでも得るだけの価値があった、ということなのだと思います。

この理屈でいけば、新しい時代の写真はマイクロフォーザーズが正解と思いきや、それはそもそもデジカメではなくスマホのカメラということなのかもしれません。

とはいえ、趣味のカメラにあれこれ言うのも無粋なもの。釣り人にそこのスーパーの鮮魚コーナーで買った方が楽ですよ、と言うようなモノです。誰だって、せっかく写真を撮るならば高画質で残したい、趣味だからこそ、大きく、重く、高くても、フルサイズのカメラが人気なのかもしれません。