『i440BX延命作戦』

はじめに

440BX はさすがに現時点では既に五年経とうとしていて過去のものという感は否めないのですが、実際には未だに現役で使っている方も多いようです。やはり長年つかって愛着がるとか、安定性が高いからとかあるのでしょうが、実際にまだまだ充分に使えるというのが最大の理由でしょう。

既に Pentium III 自体が過去のものとなりつつあるのですが、815 B-step と440BX のスペックを比較して、延命工作を試みてみます。一つひとつ弱点を強化していけばPentiumIII世代のチップとしてはまだまだ使えるのではないかと思うのです。

弱点と対処法

440BX 815 B step 対処法やいい訳
Tualatin対応 × ゲタを使えば可能
FSB 100MHz 133MHz 後期に販売された一部に対応商品あり。
他はPCIやAGP等に負荷がかかるのであきらめる。
対応メモリ PC100 PC133 後期に販売された一部に対応商品あり。
PC100同士なら440BXの方が高速。
AGP 2X 4X よっぽど激しい3Dゲームをしない限り関係ない。
大容量のビデオメモリを積んだカードである程度は克服できる。
グラフィックコア × グラフィックカードを使えばいいし、さらに快適にもできる。
外部グラフィックカードを使うときは内臓グラフィックはかえってトラブルの元。
ノースブリッジとサウスブリッジの接続 133MB/s 266MB/s 440BX のサウスブリッジにはそれほど高速な帯域を必要とするデバイスはないので不要。
IDE UltraATA33 UltraATA100 インターフェースカードを使えば問題ない。
この際、SCSIを使えばUltraATA100よりもさらに快適。
オーディオとLANの論理層 × PCI接続もものを使えばいいし、信頼性のおけて高機能なものにもできる。
そもそも、内臓のものはお粗末なものだし物理層に追加チップが必要。

※i440BXでFSBやメモリバスの133MHz動作はIntelのサポート外。