品川

はじめに

品川駅は東京南側のターミナル駅で、山手線の中でも利用客の多い主要駅の一つです。近年の再開発によって企業のオフィスビルが次々にオープンし、駅周辺は都内でも有数のオフィス街へと成長しました。また、京急本線の羽田空港直通や、東海道新幹線の駅開業と、ますます勢いにのる品川駅とその周辺の発展は留まるところを知らないと言えるでしょう。

品川

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駅前

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品川駅は、ただの主要な駅というだけでなく山手線の『起点』というとても重要な駅です。詳しくは『田端駅』駅を参照して頂くことにして、山手線は法律上では『品川駅から新宿駅などを経由して田端駅まで行く路線』で、田端駅-東京駅は東北本線、東京駅-品川駅は東海道線本線を乗り入れることで環状運転をしているという事になっているのだそうです。まぁ、ぶっちゃけ、鉄な人以外にはあまり関係ないかも知れませんが。。。

余談ですが、品川駅は『シナガワ』などと名乗っているのですが、本当は港区にあります。同じく駅名と異なる区にある山手線の駅に『目黒駅』があります。品川駅は元々品川と呼ばれていた所より北に位置しており、京急本線を品川駅から南に行くと『北品川駅』があったりして、電車間違えたのかとアセるのもこれに起因しています。

駅周辺

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品川駅の西側は高輪口と呼ばれており、高輪や白銀などの『超』がつく高級住宅街へと続きます。高輪口をでると『ホテルパシフィック東京』の大きなビルが飛び込んできます。『ホテルパシフィック東京』は京急グループのホテルで、港南口が再開発されて高層ビルが立ち並ぶ数十年前からこの地にあり、今でも品川駅周辺のランドマーク的な存在として親しまれています。

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高輪口から少し歩いたところに、忠臣蔵で知られる浅野内匠頭と赤穂浪士が眠る泉岳寺があります。大石内蔵助を筆頭とした赤穂浪士の話は語り継がれ、境内にある彼らのお墓には現在も多くの参拝客が訪れます。余談ですが、鉄道唱歌にも新橋を出発して直ぐに、『右は高輪泉岳寺、四十七士の墓どころ~』というフレーズがあります。

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品川駅の東側は港南口と呼ばれ、元々は貨物ターミナルや新幹線車両基地がありましたが、その跡地が再開発されて都内でも有数のオフィス街へと生まれ変わりました。オフィスビルや高層マンションの建設ラッシュに『湾岸戦争』とまで言われるほどに。新幹線駅の開業もあいまって一層の拍車がかかり、近代的な高層ビルが所狭しと立ち並びます。

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ところで、港南口をちょっと言ったところビルとビルの間に『旧海岸通り』を名乗る道路が。実は品川駅は開業当初、海岸線沿いにあり、線路よりも東側は海だったそうです。東側の大部分は鉄道が開通した後に埋め立てによって造られたところで、この『旧海岸通り』の名や、所々の運河として残る海が昔の面影を今に伝えます。

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さらに海を求めて進むと、品川埠頭が見えてきます。高層ビルが立ち並ぶ駅周辺とはうってかわって、大型コンテナとトレーラーが、。うずたかく積まれたコンテナでもせいぜい十数メートル、見上げると青い空がひらけ、クレーンの動作音とともに波の音が聞こえます。海の向こうにはレインボーブリッジやお台場が臨めます。

隣の駅

品川
大崎 高輪ゲートウェイ 三角形
Shinagawa

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